どうも、にれんです。
今回は過去の製作記録を書いてみようと思います。Twitterでは701系ばかり作ってる人みたいなイメージが定着しつつありますが、その原点となった一番最初の編成についてです。プロトタイプにした仙台のF2-508編成は701系1500番台のうちトイレが車いす対応になった2次車に当たります。改造のベースにしたKATO製E127系100番台と同じ窓配置なので切り継ぎや窓埋めは発生せず、最初にはちょうど良かったかと思います。加工中の写真は残っていないのでイメージしづらい製作記ですが・・・
製品を一通り分解したら車体の塗装を落とし、701系の特徴である客ドアのステップを取り付けます。これについては様々な作例がインターネット上にあるのでそちらを参考にしてください(写真撮ってなかったので)。イメージとしてはクツヅリより下をドア面に合わせて削り落として戸当たり部のスジを彫り、車体裾下の部分と新しいクツヅリをプラ板で再建するといった感じです。クハE126の乗務員扉脇にある梯子のモールドも削り取っておきます。
屋根はグリーンマックス製205系エコノミーキットのパンタ無し屋根を使い、先頭部のアンテナ周辺やパンタ付近のビードを削ったうえでパンタ周辺の機器を設置します。屋根上機器類はジャンク品で安価に入手できるTOMIX製E501系のものを使用しましたが、これは様々な交流・交直流車のものが使えるので好みで良いかと思います。まあ鉄コレが発売されるとこんな面倒なことをする人も減るのでしょうけど・・・パンタは知り合いの方からマイクロエース製品のPS105を譲っていただいたのでそれを付けています。
床下は元のモールドを手歯止め以外全て切除し、DMMクリエイターズマーケットで販売されている3Dの出力品に置き換えて更新車にしています。その際にクモハの機器の立体感を活かすために動力をクハに移設し、モーターカバーを自作したうえで厚みなどを調整した機器を取り付けています。ちなみにこの床下機器(
https://make.dmm.com/item/767594/)を設計したのがTwitterで懇意にしているいおんぐりっど氏で、資料提供をしたりしています。先頭部のTNカプラーはJC6328を使用し、床板を削ってゴム系接着剤で取り付けています。
車体は加工を済ませた後に銀を塗装。前面帯はGM鉄道カラー25番、側面帯と表記類はくろま屋製インレタを使用しています。帯は様々なメーカーから発売されていますが、個人的にはこの組み合わせが一番実車に近いように感じます。屋根のうちビード部分が銀、ランボードがダークグレー。パンタ周りと床下はライトグレーです。銀は田宮のシルバーリーフですがその他の塗料は何を使ったか忘れました・・・
と、まあこんな感じでゆるーく作りました。着工時は今ほど実車の知識が無かったので様々なミスをやらかし、修正を重ねて現在の形になっています。今となってみればインターネット上にある作例は床下がE127のままだったり、1500番台2次車なのに1次車の屋根上だったりと満足いくものは無いので、701を作る人の参考になればと思い書いてみました。他の編成についても書いていく予定です。
それではまた。