お久しぶりです。にれんです。
もう一か月近く前になるでしょうか、待望の鉄コレ26弾が発売されました。Twitterではいろいろ書きましたが、記事にするのが遅すぎて完全に旬を逃していますね。
さて、今回の26弾は1500番台1次車と1000番台準拠の青い森701系がラインナップされました。青い森は屋根上抵抗器がある青帯の姿なので未更新時代がプロトタイプですが、1500番台は黒床下で前面表示がLED、さらに後述しますが床下が適当なので更新か未更新かよく分からない姿になっています。
まずは前面です。KATOのE127系から改造したものと比べると枠の太さやステップの位置などがだいぶ異なることが分かります。ヘッドライトも大きめにモールドされているほか、テールライトもやや大きいようです。まあM社製に比べれば格段に良いですが・・・
続いては側面です。見づらい比較で申し訳ないのですが、個人的な感想としてはちょっと大味かなと思います・・・窓枠などのモールドはやや太めでシャープさに欠けますし、ルーバーの位置も下がり気味です。また、方向幕はモールドが無く印刷してあるのみ、ドアボタンは更新仕様の製品化を見込んでか平面のモールドに印刷での再現に留まっています。そして何より、川重製E電の特徴である雨樋下の凸部表現がありません・・・ただしステップ部はしっかりと構造を捉えており評価できるかと思います。ちょっと厳しめに見ていますが思い入れのある形式ゆえにご容赦を。
床下はもはやコメントするにも及びませんね。噂によると東急7700のものらしいですが、まあ鉄コレなので想定内です。安さの裏にある代償ってところじゃないでしょうか。
交流区間は走れないじゃん
次に台車です。鉄コレの台車といえばその種類の豊富さとモールドの細かさで定評がありますが、今回はどうしてしまったのか・・・?という出来です。KATOのDT61A(写真左)と比較するのも可哀想なくらい甘めの仕上がりです。あと青森・盛岡車特有のLV調整棒のガード(写真右側の台車、右側の軸の脇にモールドされている斜めの棒)が再現されており、厳密には上記2区および三セク譲渡車以外に使用するとエラーになってしまいます。
あとは屋根です。比較対象は自作のものなので何ら意味を成しませんが、機器配置はしっかりと再現されていると思います。ただし全体的に寸足らずで車体との間に隙間ができているほか、1500番台は2次車を参考にしてしまった(?)のか機器の下までビードが伸びてしまっています。まあ番台問わず0番台の屋根を使い回した結果エラー祭りになったM社製よりはまだ救いようがあるのではないかと。ちなみにブレーキ抵抗器はM社製のものよりやや小ぶりで、図面上の寸法ではエラーとなります。
弄っていく上での課題点をまとめると
・雨樋下の補強の再現
・印刷のドアボタンのモールドを削り落として別体化
・前面と屋根の間の隙間埋め
・床下機器の交換
といったところでしょうか。
と、まあこんな感じでしょうか。ちょっとあら探しのようになってしまいましたが、及第点を洗い出すことで少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。一応私も色々弄ってみましたが、正直鉄コレベースで701を作ることはもう無いと思います・・・
それではまた。